明太子には3種類「真子」「切れ子」「バラ子」がある?
明太子を買うとき、「明太子 真子」というのもあれば、「明太子 切れ子」と書かれているものもあります。また、「明太子 バラ子」というのもありますね。
- 真子
- 切れ子
- バラ子
それぞれの明太子には、どんな違いがあるんでしょうか。
というわけで、明太子の3種類を、1つずつ丁寧に解説していきたいと思います。
明太子を買う際、どれを買ったらいいか迷わないようになること。
それが、この記事の目標です。すぐに使える知識なので、ぜひ参考にしてみてください。
贈り物ギフトに向く明太子「真子」とは?
まず、真子(まこ)という明太子について。
真子は、原料である「スケトウダラの卵巣」の形のまま販売されている明太子。
真子は見た目もよいので、明太子の中で、一番「贈り物ギフト」に向いています。接待やお客様への食事の際にも好まれていますね。
- お中元
- お歳暮
- 贈り物ギフト(プレゼント)
ギフト用の明太子なら、真子を選びましょう!!
真子を家庭で食べるのも、「ご馳走感」がでて食事が楽しくなるんですけどね。
見た目が豪華なので、雰囲気が出るのでおすすめです。
家庭用に最適の明太子「切れ子」とは?
一方、明太子のなかでも「切れ子」と呼ばれるものがあります。
わかりやすくいうと、切れ子は真子を切って袋詰めした明太子ですね。切れ子は、真子より見た目が劣ります。形が崩れていることもありますね。
つまり、見た目が崩れていたり、切れていたりするのが切れ子の特徴!!
贈り物には向かないので、切れ子を買う際には注意が必要です。
一般的に、切れ子は家庭用として販売されています。
料理や調理に使う場合、形重視の「真子」である必要はないので、切れ子を選ぶのが良いですね。
トッピングや料理に便利な明太子「バラ子」とは?
では、明太子の「バラ子」とは何でしょうか。
バラ子は、要するに「明太子の粒だけ」の商品。「皮のない明太子」と思ってください。バラ子は、明太子の粒だけなので、料理のトッピングに向いています。
たとえば、博多ラーメンのうえに乗せたり、
おにぎりの具にしたり、そのままご飯のうえに乗せるのも簡単!
「明太子は皮がうまいのだ!」という人以外は、「切れ子」ではなく「バラ子」を選ぶといいかもしれません。
お酒の肴(さかな)にする場合も、バラ子なら皮を取り除く必要がありませんからね。
切れ子とバラ子は真子よりも美味しくないの?
一般的なイメージは、
- 明太子は、真子が一番高級で美味しい
- 切れ子は真子に劣る
- バラ子は低品質の明太子だ
という感じですよね。でも、本当のところは違います。
真子も切れ子もバラ子も、それぞれの「良いものと悪いもの」があるのです。切れ子だから美味しくない、バラ子だからだめだということではありません。
たとえば、当サイトでもおすすめしている「かば田食品のバラ子」でも、
「レギュラー商品」ならこのお値段、360円で買える「バラ子明太子」です!!
一方、かば田食品の売りである「昆布漬け明太子」のバラ子なら、
300グラムで 2,366円!!
さっきのレギュラー商品は80gだったので、同じ80グラムあたりの値段に換算すると、昆布漬け明太子のバラ子は「630円」。同じバラ子でも「360円と630円」という大きな価格差があるのです。
つまり、バラ子でも「良い明太子」のものは高い!!
その証拠に、同じ昆布漬け明太子の「真子」は 177グラムで1620円。80グラムあたりで 732円です。バラ子の方が少しだけ安いくらいで、「別物」と言えるほどの違いではないですよね。
つまり、用途に応じて、使いやすい明太子の種類を選ぶのが「お得」ということになります。
料理の場合、使いやすい「切り子」や「バラ子」を選ぶのが、かしこい明太子の買い方と言えますね。
真子や切れ子を食べすぎると塩分量がやばい?
明太子の真子を「1本」食べたときの塩分量は、「3.2グラム」程度。
健康な成人の1日の食塩摂取量は「男性が8.0g未満」「女性が7.0g未満」なので、当然、明太子の食べすぎには要注意なわけです。
明太子以外の食材にも塩分が含まれてますからね。
「真子」や「切れ子」はそのままお箸で食べることも多いので、ついつい食べ過ぎてまいがち。明太子には食欲増進効果がありますからね。
でも、「バラ子」ならどうでしょうか。
バラ子なら必要な分を料理やトッピングに使うくらいですから、明太子を食べ過ぎてしまう心配は少ない!!
ご自身の健康を考える上でも、真子や切れ子を食べる際は、「適切な分だけを食卓に並べる」などの工夫が必要です。明太子はとても美味しいですが、食べ過ぎて病気にならないように注意していきたいですね。
参考: 明太子の食べ過ぎによる病気リスク一覧。健康のための予防方法は?
料理で使うなら「バラ子」がベスト?
では、料理で使うには、本当に「バラ子」が一番よいのか。
当サイトで明太子料理を実際に作ってみたところ、圧倒的に使いやすい明太子は「バラ子」ということが分かりました。
例えば『冷やし明太子うどん』を作る際、「バラ子」なら最後にトッピングとして乗せるだけです。
バラ子の明太子を、スプーンですくって乗せるだけ!!
真子や切れ子なら皮をとったり、切り取ったりする必要があります。圧倒的に、バラ子の方が便利ですよね。他にも、
- 博多ラーメン
- めんたいこパスタ
- 海鮮丼
などを食べたい時も「バラ子」は重宝します。おにぎりやご飯のお供にもバラ子は最適です。
めんたいマヨネーズや、めんたいポテトサラダも同じですね。バラ子の明太子を混ぜ合わせる方が、一手間もふた手間も楽チンなのです。
とはいえ「安かろう悪かろう」のバラ子を買ってしまっては、元も子もありません。食事は味が命。
家庭でお手軽に「おいしく」明太子料理を食べたい場合は、ぜひ「品質の良い明太子(バラ子)」を選んでほしいと思います。
バラ子を買うなら「通販」がお得?
最後に、「良い明太子(バラ子)」を買う方法をまとめておきましょう。
一般的なスーパーでは、安く品質の劣った明太子が「バラ子」として売られている場合が多いです。多少品質が悪くても、「安さをバラ子のメリット」とした方が、スーパー側も販売しやすいためです。
では、百貨店はどうか。
確かにスーパーよりは、品質の良いバラ子が売っている可能性は高いですね。ただ、単純に交通費もかかりますし、そもそも売っていないかもしれません。
そう考えていくと、明太子メーカーから直接お取り寄せするのが一番かしこいのでは?という結論に至ります。
まず、百貨店に置いてある明太子は、有名明太子メーカーから仕入れたものなので、「百貨店で買う」のと「通販で直接お取り寄せ」するのは、本質的には同じこと。百貨店の利益分が取られないので、安く買える場合もあります。
そして、百貨店では、選べる明太子の種類にも限りがあります。なので自分のほしい明太子を選びたいなら、通販がオススメだと思います。
以上をまとめると、美味しくて良い明太子(バラ子)を買うには、通販がベストです!!
ただ「通販に不安だな」という人もいると思いますし、いずれにせよ失敗のリスクは下げるべきなので、伝統ある「老舗明太子メーカー」から購入するのが重要になってきますね。
当サイトは、実際に購入して評価の高かった明太子ショップだけをご紹介しています。
明太子選びで失敗したくない人は、ぜひ参考にしてくださいね。

カミイチ ダイスケ

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